石井御室流華道教室では、御室流(おむろりゅう)の流儀を基本に、現代のインテリアにあうような、季節のお花の選び方など、またお一人お一人が身近に添える花を活けられるように、初めての方にもわかりやすく丁寧に指導してまいります。
気の合うお友達同士でお話しながら、またお一人でも優雅な生け花の時間を満喫し、花をいけることで日常を離れ、煩雑な日々に追われる心に、潤いと癒しを感じていただければと思っております。
御室流は、世界文化遺産であり、また御室桜(おむろざくら)でも知られる仁和寺で古くから伝承される華道の流派です。
豊かな感性の涵養(かんよう)をめざし、次代に生け花の美しさと、その心を継承していくことを目的としています。
真言宗の本山の一つである仁和寺は、仁和4年(888年)、宇多天皇の御世(みよ)に完成し、代々天皇家の方々が門跡を勤められ、真言の教えを守ってこられた由緒正しい寺院です。真言宗には、みずからの動きと発する言葉、そして心の持ち方を仏に近づけ、仏の境地を得るため修行するという教えがあります。御室流の流儀にも、その教えがあります。きれいに生けようと正しい動きに近づけ、正しく華道を教えられるようにし、お稽古(けいこ)によって心を鍛錬することで、皆さま自身の人としての器も磨かれ、華道という切り口から世間をよりよくしていって頂きたく願う限りです。